前回、【営業レシピ】営業代行歴10年で経験した営業スキルのコツを大公開1を書きました。

今回は営業とマーケティングの歴史から説明していきます。

第1章 営業とマーケティングの歴史

第1章では、営業とマーケティングの歴史を紹介します。

時代の移り変わりを見ることで、市場の流れを観察しましょう。

マーケティングは第2次世界大戦後に、アメリカから日本へ導入されたことは周知の通りで、インバウンドという言葉が広く浸透する以前はアウトバウンドという言葉が使われていました。

1450年ドイツ出身である金属・印刷技術者のヨハネス・グーテンブルグにより活版印刷の技術が発明された。

Johannes_Gutenberg Printer in 1450s

Johannes_Gutenberg Printer in 1450s

出所: [Johannes Gutenberg | Wikipedia]

●営業とマーケティングの歴史
Johannes_Gutenberg Printer in 1450s
出所: [Johannes Gutenberg | Wikipedia]

人類史上はじめて、この活版印刷の発明により大量印刷が可能になりました。

その後、1730年ごろにはアメリカで初の雑誌「The American Magazine」が誕生します。

出所: [The American Magazine | Wikipedia]

1839年にはイギリスのロンドンにおいてポスターが誕生し大流行するも、その後、全面禁止となり、1967年にはbillboardにより屋外看板のレンタルがスタートしました。

出所: [Poster| Wikipedia]

1920年代に入ると、新しいメディアとしてラジオ広告がスタート。

ラジオは無線通信と呼ばれ、イタリアのグリエルモ・マルコーニが発明したとされていますが、オーストリア帝国(現クロアチア)出身の発明家で8つの言語に堪能だった、ニコラ・テスラとの特許紛争も有名です。

Guglielmo Marconi( 左 ) & Nikola Tesla( 右 )

出所: [Guglielm o M arconi & Nikola Tesla | W ikipedia]

1922年、アメリカではラジオの普及率が0%であったが、1933年では55.2%となりました。

1941年、TV広告がはじまる。

世界のクロノグラムで有名な時計BULOBA(ブローバ)の時計広告は4,000もの家庭に配信されました。

1946年、携帯電話が普及し50%を記録。

Resource: [The History of Marketing: An Exhaustive Timeline [INFOGRAPHIC]]

1950年代、広告マーケティングの導入が売上の増大を意味し、テレマーケティングが出現。

1954年、TV広告の収益が前年1953年の5%から15%へと、雑誌とラジオ広告の収益を上回りました。

ラジオ広告は2%減少、翌年には9%減少しました。

Resource: [The History of Marketing: An Exhaustive Timeline [INFOGRAPHIC]]

1970年代、電子商取引が発明され、オンラインで商品を買うというコンセプトが主流になる。

1973年、モトローラ社のクーパー博士が世界初の携帯電話を開発。

Resource: [The History of Marketing: An Exhaustive Timeline [INFOGRAPHIC]]

1980年代、データベースによるマーケティングが発展し、1980年~1984年、IBMによるパーソナルコンピュータが開発されました。

その3年後の1984年には、Appleがマッキントッシュを市場へ導入。

1985年、PCとDTP(卓上出版)の発達により印刷広告の民主化がはじまる。と同時に新聞社の広告収入は250億ドルを記録。

1990年〜1994年代、第2世代(2G)携帯のネットワークが普及。

Resource: [The History of Marketing: An Exhaustive Timeline [INFOGRAPHIC]]

1994年、Amazonが立ち上がる。

1995年、ITバブルが到来し、Yahoo検索とAltaVistaが検索エンジンを発表。

Resource: [The History of Marketing: An Exhaustive Timeline [INFOGRAPHIC]]

1998年、Googleが立ち上がりページランクを導入。

2004年、Facebookが立ち上がる。

Resource: [The History of Marketing: An Exhaustive Timeline [INFOGRAPHIC]]

2005年、Vimeoが立ち上がり、2006年には140文字以内と制限されたTwitterが出現。

2007年、AppleからiPhoneが発表された。

2008年、シェアリングエコノミーが幕を開け、Airbnbが誕生。翌年の2009年にはUberが現れました。

Resource: [The History of Marketing: An Exhaustive Timeline [INFOGRAPHIC]]

2012年、64%の各社マーケターがSNSの予算を増大させると発表。

2020年、AIと自動走行車の到来。

マーケティングの歴史全体図 筆者作成

営業という仕事は、様々なタスクから構成されている。

この営業の歴史は、物々交換(交易)まで遡らなければならない。

物々交換とは求償貿易(バーター貿易)とも呼ばれ、現代の貨幣などを介さずに、商品(モノ)と商品(モノ)を交換していた。

貨幣制度ができるまでは、そのほとんどの商品は物々交換で成り立っていた。

物々交換がはじまり市場が誕生。そこに人が集まるようになった。

この物々交換は紀元前6000年前までに遡る。

メソポタミア部族によって導入された交換システムは、はじめ食料、紅茶、武器、香辛料と交換された。

時々、人の頭蓋骨も交換された。

塩は特に交換される商品の中でも人気で価値の高いものであり、ローマ兵士への給料としても支払われた。

中世ヨーロッパでは、シルクや香水が交換されるようになり、工芸品や毛皮なども交換されはじめる。

植民地時代のアメリカでは、シカの皮、小麦を交換するようになった。

その後、貨幣制度が誕生するが、さらに交換システムは組織化された。

この歴史を見ても、物々交換は紀元前6000年前から存在し、常に市場には買い手と売り手が存在していたということになる。

自分の商品がいかに良質なもので安価なものかをアピールする必要が出てくる。

貨幣制度が誕生してから、貿易が盛んになりコンテナという箱が誕生した。

コンテナという大量に運べる輸送手段が可能になり、同時に宗教などの思想も運ばれるようになった。

さらに思想、文化、芸術などもそれに伴う価値をどのように伝えていくのかも必要になってきた。

大航海時代の幕が開け、全ての商品・情報はこれまでにないスピードで広がり、18世紀の産業革命によって大量生産、大量消費が生まれた。

19世紀後半、コンピュータが誕生し情報は国境線を超えて加速度的に広まった。

こうして過去を見ると、営業も様変わりしてきたことがわかる。

営業の歴史全体図 筆者作成